本音だけ書く用のブログ

本音を徒然なるままに書いていきます。仕事を辞めて東大で哲学をしている30代半ばのおっさんです。目をそらしたくなるような心の奥深くにあるような欲望に真っ直ぐ向き合う。北海道出身。新宿喜久井町で一人暮らし。未婚。

新年

2016年になった。

なんだかあっけなかった。

大きな変化を前に、心が奪われているため、目の前のことにリアリティを感じづらくなっているのかもしれない。来年から僕は仕事をやめて、学業に専念する予定。それも、将来的な仕事を見据えて、というよりは本当に自分のやりたいことをとりあえずとことんやってみようという感覚だ。

僕はいま、年越しを家で彼女と過ごし、lujiazuiでご飯を食べ、分かれたのち一人でCOSTAカフェで一年を反省している。

どこも沢山人がいるけどここは意外と空いている。

いま、最も大きな問題は彼女のことだ。僕は、いま中国に3年半いて1年ほど付き合う彼女がいる。僕は今年30で彼女は26。実は自分のやりたいことをするために、今年の春に日本に帰って取り組むことになった。彼女とは地理的に離れ離れになる。

彼女のことは好きだ。でも正直、この人のために命を注ぐとか、自分の全ての生きがいというような猛烈な愛情があるわけではない。しかし、大好きだし一緒にいたいと心から思う。そもそもいま言ったような猛烈な愛などは僕は体験したことないし、本当にあるのかは分からない。

ただ、道端でとんでもない美女をみたり、眼力あったり、表現力豊かな女性をみると、惹かれてしまうことはある。ただ、それはなんというかセックスしたいというのが強いのかもしれない。

いや、でも自分が持っていないものを羨むのかもしれない。

そもそも結婚とは何か。子供を残し、安定的に育てるというのを社会的に行うための制度であろう。その際に重要なことは何か。一生を共にするのだから、一緒にいてポジティブな感情であることは重要。愛情が必要というが、それはこの仲をよくしなくてはいけないという一種の脅迫から来ているのかもしれない。

現実的な話し、ただ、性的に好きであることはそこまで重要でない。お互い持ちつ持たれつで支え合う必要性があることが重要。そうしないと長期ではうまくいかない。

正直なところ、僕は彼女に性的魅力をあまり感じない。セックスしたいとは思わない。綺麗だしかわしいけれど、そういうセックスについては本当にない。それがどれほど重要かはわからないけど。だけど、知性を感じるし、あたまいいし、かわしいのでなりより愛おしいのである。

そもそも何でおれたちは付き合っているのか。何回か遊んでちょっと楽しかったから僕から申し出た。気の合う友だちと語りあうような充実感はない。まあ、彼女なんてそんなもんか。そもそも僕は社会不適合者なのだから、人とずっといてお互いが幸せになれることなど稀なのかもしれない。どうなんだろうか。男も含めてずっといてずっと楽しいなんてことはありえないんだしな。

共通の趣味もないのは痛い。強いて言えば読書くらいか。あと旅行かな。彼女は日本に、僕は中国に興味があるのはいいかも。でも彼女は頭良く能力あるけど、何かに強く向かうというベクトルがない。まあ、女ってそういう人おおいかもだけど。

ただ、4つもしただしあまり派手なほうではなく地味なほうなので、けっこうつまらなくなることがある。新しいことは全部こちらが与えるような感じだ。

でもまあ、逆に年上でいつも自分がリードされる立場はそれはそれで疲れるのだろうな。

彼女はもう26で中国だと婚期を逃した部類に入ってしまう。家族からのプレッシャーもあるだろう。そもそも彼女は僕のことが本当に好きなのか。僕も軽はずみで適当な決断はできない。

いま、彼女には今年の春に日本に帰国することは伝えてある。これからどうするか。彼女の意見も聞いてお互い納得のいく結論を導くしかない。